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雪の重みで調理室が倒壊

たにしの楽校事務局

校庭から見上げる月山
校庭から見上げる月山

年末年始は比較的暖かかったのですが、それ以降積雪が続き、湿気の多い雪が降りました。1月15日時点で校舎の屋根には1.5メートルほども雪が積もっていて、さらに翌日には雨が降ったため、非常に重い状態になっていました。



雪に埋もれるたにしの楽校
雪に埋もれるたにしの楽校

1月中旬には昇降口や屋根にもこんなに雪が…
1月中旬には昇降口や屋根にもこんなに雪が…

翌日16日午前、集落の方から楽校の調理場が倒壊していると連絡。市の朝日庁舎担当職員の方からも知らされ、午後からすぐに見に行きました。


2階屋根からからの落雪で、下屋になっている調理場が完全につぶれておりましたが、幸い校舎自体には問題ありませんでした。




早速、朝日庁舎さんの手配のもと養生してくださいました。今後どのように整備作業を進めて行くか検討して頂いております。


これから、様々に調理をするために使う予定をしておりましたのでショックでしたが、隣の用務員室を改修すれば調理室に出来きると思い直し、必要な器材は少しずつ準備していきたいと考えているところです。


田麦俣集落も大型除雪機で除雪中



 

全国の廃校はここ20年間で公立の学校8,580校ほど廃校になっています。


中には、新しい役割を与えられ様々な用途に活用されたり、たにしの楽校のように保存を軸として残っている施設もあります。大切なものはきちんと残し、きちんと活用することで、地域にとって価値あるものになっていくのは良いことですね。


人々に利用してもらうためには、知ってもらうことが大切だと思い、地道ながらこの日誌も継続しています。そのかいあって、たにしの楽校の活動は、これまでまちむら交流機構のサイト“里の物語”をはじめ、様々な媒体や雑誌等に掲載させて頂いてきました。昨年の3月18日、金子みすゞ法要会に参加させて頂いた際には、KRY山口放送の熱血テレビでも取り組みについて放送頂きました。


たにしの楽校活動によって、地域と社会への「文化財的価値」「社会教育的価値」を見出し、明るい社会づくりへの貢献を目指し今後も邁進していきたいと考えております。



 

【お知らせ】


・展示会の開催予告

5月中旬、三川町文化交流館「アトク先生の館」で、金子みすゞさんの詩を題材にしたイラストの原画、作者ひもろぎ筆(しん)・金内千津氏の作品展の開催を予定しております。日時については調整中で3月中旬に、HPや当ブログ、チラシなどでお知らせいたします。


金子みすゞ 詩原画


 

・たにしの楽校の紙芝居が受賞

保存会会員の金内千津(ひもろぎ 筆)さんによる、たにしの楽校を題材にした紙芝居作品「みなみさんとたにしの楽校」が、令和6年度第73回山形県自作視聴覚教材コンクール社会教育部門で最優秀賞に選ばれました、おめでとうございます。


本作品は書籍化され、鶴岡市、酒田市の八文字屋書店で販売(\2,000円)されております。やわらかく温かい色使いで優しくれ描かれたドキメンタリーの紙芝居、子供さんから大人まで楽しむことができます。ぜひ手に取ってみてください。



たにしの楽校を題材にした紙芝居作品 ひもろぎ 筆(しん)作
たにしの楽校を題材にした紙芝居作品 ひもろぎ 筆(しん)作

 

・今年のたにしの楽校の催し

5月に春祭り(日時は3月上旬にご案内いたします)を開催。

6、7、8月は3回シリーズで『みすゞ作品を楽しむワークショップ』を実施。

秋(9、10月)には『たにしの楽校活動20周年記念特別講演』を予定しております。


春の開校までまだしばらく、どうぞお楽しみに
春の開校までまだしばらく、どうぞお楽しみに

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