10月28日(日)今年度最後の催し物「たにしの楽校秋祭り」を開催しました。
前日から雨降りで心配しましたが時折日も差して、明るい体育館で恒例の餅つきや芋煮などを振る舞い、みんなで楽しく過ごしました。
みんなで餅つき
お母さんの芋煮
ついた餅を温かいうちに頂きました
講師の挨拶
仙台の東北風景写真家協会さんの写真セミナーも同時開催、「“日本の風景田麦俣”を撮る」のテーマのもと、午前中に撮った写真を午後からスライド投影し、お一人5枚ずつ合計20名の作品について、先生からご講評をして頂きました。この日は、紅葉もちょうど良く、雨上がりで写真映えするとてもいい条件でした。
2階の教室では写真セミナーを開催
当日撮影した写真を講評
そして、集落のみなさんが歓迎の意を込めて、歴史ある「田麦神社神楽」を舞って下さいました。子供たちの遊ぶ姿や神楽を舞う様子などを見たり、写真に収めたりして、みなさん楽しそうに過ごされていました。
集落のみなさんの田麦神社神楽
セミナーに参加してくださった方が体験された、校名にちなんで貴重な思い出を書き添えてくださったのが印象に残りましたので紹介いたします。
「昭和20年7月、小学校1年の時、私は仙台で米軍の空襲に合い、焼けだされたまま、古川の方に移り住みました。食糧難の時代で、田んぼから、たにしを集めて、煮て食べたものです。おかげで、丈夫に育ったと、思い出しています。たにしさんに感謝ですね。たにしさんごめんなさい。」
また、酒田からお越しのお客さんからも「私らもよくたにしを食べたもんだ」と、なつかしそうに話してくださいました。 「たにしの楽校」の名前から思い出されたのでしょう。どんな形でも、多くの人に「たにしの楽校」を覚えていただき、こころの置き場所になってほしいなと思いました。
地域と他からの多くの人とが交流する貴重な機会を持てたことに、ふれあいの大切さを感じています。
お越しくださいましたみなさんに、心から感謝を申し上げます。